離婚も再婚も増加傾向の日本では「婚姻届けの重み」はどこへやらというくらい、「結婚」に対してカジュアルなイメージが浸透しつつあるようです。
むろん、そのこと自体を否定的に捉えるつもりはありません。
人間ですから失敗はあります。
結婚したからといって必ず添い遂げなければならないわけではなく、もちろんやり直せる環境も必要です。
その方が心身の安定にもつながるでしょう。
ただ、今回テーマに取り上げるのは、離婚したあと昔付き合っていた元彼と再婚するというケースです。
自分がもし元彼と再婚したらどうなるか、想像してみてください。
自分だけは失敗しないという過剰な自信は危険かもしれません。
離婚を経ての復縁
元彼とは別れて他の男性と結婚したあと、離婚を経てまた元彼とよりを戻して再婚するというのは「遠回りした復縁」です。
「もう恋愛も結婚もコリゴリ…」と思ったのに、元彼なら気心知れてるし楽だからとよりを戻すケースは少なくありません。
離婚した直後しばらくは寂しさが募り、なにかと不便を感じることもあるので誰か側にいてほしいという思いが沸き起こるのも当然です。
ですが、その相手に元彼を選択し、さらに再婚までいってしまうのは少々危険をはらんでいるように思われます。
感情任せはミスの元
冷静になって考えたいのは、その元彼となぜ別れることになったのかです。
寂しいとか、ひとりは無理とか、目の前の感情を満たすために元彼とよりを戻すのは考えものです。
年齢を重ね、また経験を重ねたことで昔のような失敗は繰り返さないと思うかもしれませんが、女性が恋愛でミスを犯すのは感情に任せて行動したときが多いようです。
いくつになっても恋は盲目です。
せめて同棲や内縁関係までにしておくのはいかがでしょうか。
「楽だから」では続かない
ぬるま湯に一度浸かると、自ら抜け出すのはとても困難です。
しかし、年齢を重ねると自分の気持ちをある程度コントロールすることができるのではないでしょうか。
「楽だから」だけでは相手に負担を強いることになります。
相手もまた、同じことで煮詰まってしまうでしょう。
なぜ、元彼と別れることになったのかをよく思い出し、そこを改善できるかどうかしっかりと考えてみることが重要になってくるでしょう。
安易な考えで元サヤに戻っても必ず繰り返します。
案外、自分では成長したように思っていても、本質はあまり変わっていないことが多いようなので要注意です。