算命学とは?
算命学とは、陰陽学、五行学をもとにした占術です。
古代中国の王家に伝承された帝王学だといわれています。
たとえ逆境に陥ったとしても、運命を切り開く方法を教えてくれる、優れた占術です。
今回は算命学とはなにかを、わかりやすくまとめて解説いたします。
算命学の起源
算命学は、中国春秋戦国時代の鬼谷子(きこくし)に始まるといわれています。
その後は、中国王朝の占い師たちによって密かに受け継がれたため、長らく秘伝とされてきました。
日本には中国の共産党革命のあと、中国から亡命してきた伝承者によって伝えられ、広がりました。
星
算命学でいう「星」とは、自分の生まれた日をあらわします。
誕生日を干支暦に換算し、そこから一定の法則に従って、十大主星(じゅうだいしゅせい)を五つ、十二大従星(じゅうにだいじゅうせい)を三つの、合計八つを算出し、人体図に配置してゆきます。
星を算出するには干支暦が必要ですが、算命学のサイトなどでも調べることができます。
十大主星
十大主星は、あなたの個性や宿命をあらわす星です。
- 貫索星(かんさくせい)
- 石門星(せきもんせい)
- 鳳閣星(ほうかくせい)
- 調舒星(ちょうじょせい)
- 禄存星(ろくぞんせい)
- 司禄星(しろくせい)
- 車騎星(しゃきせい)
- 牽牛星(けんぎゅうせい)
- 龍高星(りゅうこうせい)
- 玉堂星(ぎょくどうせい)
これらの星は、それぞれ細かく性質が分類されています。
人体図のどこに配置されるかで、あなたの本質や家族関係などが明らかになります。
十二大従星
十二大従星は、あなたの生涯の運勢の流れをあらわす星です。
天報星(てんぽうせい) 天印星(てんいんせい) 天貴星(てんきせい) 天恍星(てんこうせい)、天南星(てんなんせい) 天禄星(てんろくせい) 天将星(てんしょうせい) 天堂星(てんどうせい)、天胡星(てんこせい) 天極星(てんきょくせい) 天庫星(てんこせい) 天馳星(てんそうせい) があります。
一生を十二に分けたもので、胎児をあらわす天報星から始まり、あの世をあらわす天馳星で一巡します。
十二大従星を理解すれば、自分がおかれている状況を客観的に判断することができます。
人体図
古代の中国では、心も体と同じように、人の形をしていると考えられていました。
そこで算命学では、人の体に星をあてはめていく人体図を使用します。
人体図では、頭はあなたと親との関係、右手はあなたと配偶者の関係、左手はあなたと兄弟姉妹の関係、腹はあなたと子どもとの関係を表します。
胸は自分自身です。
左肩は若年期、左足は中年期、右足は晩年期の運を表します。
十大主星は、頭、右手、胸、左手、腹に配置します。
十二大従星は左肩、右足、左足に配置します。
それぞれの場所に配置された星は影響し合っていますので、互いの関係性をみながら読み解いていきます。
算命学からわかること
あなたの個性や才能、家族や周りの人との人間関係、仕事での処世術、結婚の時期など、ほとんどの問題に答えを出してくれます。
算命学では全部で二十二もの星を扱い、さらに星を配置した人体図を扱うため、占術が非常に複雑になります。
算命学の理論によく通じている、経験豊かな占い師にみてもらうのがよいでしょう。