うらカタ編集部のご意見番こと『スナック 迷い径』の“みち子ママ”が、恋愛はもちろん、結婚、家族、仕事などなど、どんなお悩みにもズバッとお答えします。さて、今宵のお悩み事は…。
＜相談＞
これまで仕事で忙しかったので旦那のことをじっくり見る時間がなかったのですが、コロナで在宅勤務になってからというもの、旦那の態度が許せなくなってしまいました。私はデスクワークなので家でも仕事していますが、旦那はただ仕事が休みなだけで、当然給料もなしです。それなのに家事をするわけでもなく、一日中寝転がってスマホをいじって私に命令します。コロナで離婚が多いといわれていますが、こんなことで離婚してもよいものでしょうか。
30代後半・女性・会社員
コロナ離婚は増えてます
コロナで離婚したという話は周囲でもチラホラと聞きます。
しかしよく聞いてみると、どの夫婦も旦那のことがしっかりと見えてなかったという感想でしかありません。
正確にいうと旦那との将来を見ているようで見ていなかったのではないでしょうか。
今回のケースの場合、旦那さんはテレワークでもなく、仕事が休みになり給料が無しということが気になります。
もちろん、さまざまな覚悟を持って結婚したとしても、まさかこんなに一方的に自分だけが仕事をして、旦那さんがなにもせず上げ膳据え膳で過ごすほど無神経だとは思ってなかったのでしょう。
男の人で、結婚しても奥さんに臨機応変に気を使い続けられる人はなかなかに貴重な存在ということです。
家事してる気になってる旦那
案外イクメンにも多いのですが、「妻のサポートしてる俺！」と悦に入っている男性は多いです。
サポートではなく、一緒に考えて自ら率先してこなすべきなのに、どこかで「家事は奥さんの仕事」だと思い込んでいるところがあります。
お母さんの育て方が悪いと言ってしまえばそれまでですが、その辺のポテンシャルまで見極めるには婚活世代の女性では難しいのではないでしょうか。
そして、ヤル気はあるけど指示待ちなど、男性の甘えが一度気になりだすとトコトン気になりだすものです。
なので、離婚を考えるまで至っているのであれば、修復はかなり難しいのかもしれません。
妻と旦那の承認欲求の乖離
自分はこれだけしたのに夫はなにもしてくれない、応えてくれない…という理不尽に、多くの主婦が憤りを感じてます。
おそらく旦那さんとしては、家事をしてくれている奥さんに対して、今までも感謝の気持ちはなかったのではないでしょうか。
だけど、自分が旦那さんのためと思ってやってきたことを、あとから「してあげた」と恩に着せるのも少し違います。
もしかしたら、放っておけば旦那さんは自分のことくらいは自分でやっていたかもしれません。
なので、そもそもの問題は「奥さん＝家事」を前提に夫婦生活してきたことであって、苦痛の正体はそこにあるのかもしれませんね。
旦那を啓蒙する
コロナで離婚するのは簡単です。
子どもがいたり、家のローンがあったり色々と弊害もあったりしますが、身近で離婚した方は旦那さんのことを考えなくてよくなった分、本当に清々しい顔をしています。
ただしそれには、奥さんが一人でも生活していけるだけの収入があること。
そして一人でいても寂しくないというメンタルが必要になってきます。
人間ですから気持ちも揺れるときがあり、人のことがうっとおしいと思うときも、なんだか一人寝が寂しいと思うこともあります。
旦那さんの甘えを飲み込んで生活を続けていくか、離婚するかは勢いではなくじっくりとご自身で考えてみてください。
甘えを飲み込むなら、どうやって旦那さんを家庭内で自立させるか、ということも考えてみてはいかがでしょう。
