ここ数年で改めてTVや雑誌、Webサイトなどで特集が組まれるなど、再びタロット占いの人気が高まっています。
でもなぜカードで未来がわかるのでしょうか?
そもそもタロットカードってなんなのでしょうか?
この記事では、根強い人気の「タロット占い」について掘り下げてみます。
タロットカードの起源
タロットカードがいつ頃どこで生まれたのか、実ははっきりと記録には残っていません。
14世紀ごろ、東洋からヨーロッパにもたらされたゲームカードが、さまざまな文化を取り入れタロットカードとして成熟したのではないかと考えられています。
当初は賭博カードとして使われていましたが、やがてジプシーが占いに用いるようになり、広まっていったともいわれています。
タロットと古代エジプトの魔術やカバラの叡智を結びつける仮説も存在します。なんとも壮大ですね!
タロットカードってどんなもの?
タロットカードは全部で78枚。
22枚の大アルカナカードと、56枚の小アルカナカードから構成されています。
大アルカナは「運命」を、小アルカナは「日常」や「生活」などの具体的なできごとをあらわします。
大アルカナには「死神」「愚者」などのよく知られたカードが含まれます。
小アルカナには四種類の数札と絵札があり、トランプとよく似ています。
タロットカードでどうやって占うの?
あなたの「無意識」にタロットがアクセスすることで、答えが導き出されます。
まずは占いたい質問をはっきりさせます。
そのためには質問を声に出してみるとよいでしょう。
カードをシャッフル、カットしたあと、デッキ(ひとつの山)にまとめ、テーブルに配置していきます。
多くのスプレッド(占い方法)があるので、質問に適したものを選びましょう。
カードを開いたらリーディング(解釈)していくのですが、開くカードの数が多くなるほどリーディングは難解になっていきます。
複雑な悩みを占いたいときには、占い師に見てもらうのがよいでしょう。
良いタロット占い師の見分け方
良いタロット占い師の条件は、あなたの質問を丁寧に聞いてくれる人、です。
タロット占いは、質問が明確でないと答えが出ないため、質問者の抱える悩みの背景や本当の願いを理解することが不可欠です。
また、良くない結果が出た場合でも、「どうしたら回避できるか」「次の手はどうするか」と選択肢を用意してくれる人がベストです。
つまり、話を聞かずにさっさと占おうとしたり、出た結果を押しつけるだけの占い師は、疑ってかかった方がよいでしょう。
タロット占いとの付き合い方
占いとは、自分を見つめることに他なりません。
より良い人生を生きるための選択肢のひとつとして、タロット占いをあなたの生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。