ルーン占いとは?
ルーン文字が刻まれた木片や小石、カードなどを使用する占術を、ルーン占いと言います。
ルーン(rune)には「秘密」「ささやく」という意味があり、ルーン文字には神秘的な力があるとされています。
この記事では、ルーン占いとはなにかを、ルーン占いとはどんな占いなのかをわかりやすくまとめて解説いたします。
ルーン文字とは?
ルーン文字は古代ゲルマン民族の間で、古代から中世にかけて用いられていました。
それぞれの文字が表音文字(音を表す文字)であると同時に、表意文字(意味を表す文字)でもあります。
神聖な魔力を持つとされ、記録以外にも、占いや護符として使われていました。
ルーン占いで使われるのは下図のような24文字です。
ルーンと北欧神話
ルーンと北欧神話には密接な関係があります。
北欧神話『エッダ』によれば、最高神のオーディンは世界樹で逆さ吊りになり、槍で自分の体を傷つけながら神秘の文字ルーンを会得したとされています。
ルーン文字には巨人を表す「ソーン」、隻腕の軍神ティールを表す「ティール」、美しい男神フレイの別名の「イング」など、北欧神話に関連するものが多くみられます。
壮絶でドラマチックな北欧神話の世界を知れば、ルーンへの理解がより深まるでしょう。
ルーン文字の「象徴」
ルーン文字はそれぞれ「象徴」を持っています。
たとえば、「フェオ」の象徴は「家畜・財産」です。
「お金」を表すほかに「ものごとがよい方向に成長する」「こつこつと努力する」「物事に備える」など、多くの意味があります。
ルーン占いをする時には、ルーン文字が持つ「象徴」から引き出される無数のイメージの中から、ぴったりくるものを選択することが重要です。
ルーン占いの方法
ルーン占いでは、ルーン文字が刻まれた24枚と、何も書かれていない(空白)1枚の、合計25枚を使用します。
木片や石を使う時はルーンを袋の中に入れ、占いたいことを頭の中で繰り返しながらかき混ぜ、ピンときたルーンをつかんで場に置きます。
カードで占う時は裏返してシャッフルし、扇形に広げたカードの中から選びます。
ルーン占いでわかること
恋愛、仕事、対人関係、金運など、ほぼすべての悩みに答えることができます。
ルーン占いでは「問い」が重要になります。
自分がなぜ、その答えを知りたいのかを内省し、本当の望みを探り当て、「問い」を立てるのです。
ルーンの象徴は曖昧でわかりにくいことが多いため、自分の「問い」がぶれていると答えにたどり着くのが難しくなります。
ルーン占いでは、ルーンの持つ象徴を深いレベルまで理解する必要があります。
まずは経験豊かな占い師に鑑定してもらい、どう解釈するのかを参考にしてみましょう。