数秘術(ヌメロロジー)とは
数秘術とは、数字をもとにした占い方法です。
数字と聞くと、なんだか難しそう…としりごみされるかもしれませんが、難しい計算は必要ありません。
この記事では、数秘術とは何か、基礎知識から計算方法までわかりやすくまとめて解説いたします。
数秘術の起源
数秘術の始まりは、紀元前500年。
古代ギリシャの哲学者ピタゴラスによる、「物事の根源は数である」という思想に基づいて、数秘学という学問が生まれました。
また、ユダヤに伝わる神秘主義思想のカバラでは、「数字にも言葉のように、固有の意味やエネルギーがある」と考えられ、言葉を数字に変換して読み解くという手法が用いられていました。
現代の数秘術は、20世紀初頭にミセス・ヴァリエッタによって提唱された理論がもとになっています。
旧来の数秘術を独自に発展させたもので、現代数秘術(モダン・ヌメロロジー)と呼ばれます。
現代日本の数秘術の多くは、モダン・ヌメロロジーの手法を取り入れています。
ルート・ナンバーとマスター・ナンバー
数秘術で最も重要になるのが、ルート・ナンバーとマスター・ナンバーです。
1〜9までの自然数がルート・ナンバーで、それぞれ固有の意味を持っています。
2桁以上の数は、ルート・ナンバーへと還元してゆきます。
たとえば、25という数字は、2と5に分けたあとに足し合わせ、7にします。
例外として、2桁の数の中で、11、22、33はマスター・ナンバーとされ、ルート・ナンバーに還元しません。
マスター・ナンバーは、スピリチュアな使命を帯びた数字だと考えられています。
ライフパス・ナンバー
ライフパス・ナンバーは、あなたの才能や個性をあらわす数字で、生年月日から算出します。
全ての数字を1桁にして足し、合計が2桁になる場合はさらに1桁に分解して足します。
たとえば、1998年3月5日生まれのひとは、
- 1+9+9+8+3+5=35
- 3+5=8
ライフパス・ナンバーは「8」です。
ディスティニー・ナンバー
ディスティニー・ナンバーは、この世に生まれてきた使命や天職を象徴する数字です。
氏名をもとに算出するため、アルファベットに1~9までの数字を対応させた変換表が必要です。
たとえば、中田 由紀子さんは、アルファベットでは「NAKATA YUKI」になります。
変換表から置き換えてゆくと、
- 5+1+2+1+2+1+7+3+2+9+2+6=41
- 4+1=5
ディスティニー・ナンバーは「5」になります。
数秘術でわかること
数秘術は、あなたの秘められた才能や、運気の流れ、本当に求めるもの、気になる人との相性など、あなた自身について知りたいことのほぼ全てを教えてくれます。
数秘術は、知れば知るほど奥が深い占術です。
さらに、数秘術には数秘術鑑定士、ヌメロロジストなどの資格もあります。
数秘術で占ってほしい時には、占い師が資格を持っているかどうかを指標にして探してみるのもよいでしょう。