お母さんが恥ずかしい…いま結婚を考えている彼の両親に紹介しづらくて悩んでます #9

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うらカタ編集部のご意見番こと『スナック 迷い径』の“みち子ママ”が、恋愛はもちろん、結婚、家族、仕事などなど、どんなお悩みにもズバッとお答えします。さて、今宵のお悩み事は…。

<相談>
私は幼い頃からとにかくお母さんが恥ずかしいです。方言丸出しのしゃべり方だけでなく、無神経なところや見た目にも気を使わず、バ○っぽい所が嫌いで、小さい頃は友だちが家に遊びにくるのもいやでした。今では実家には年に一度くらいしか帰らないので気にしていませんでしたが、今付き合っている彼と結婚するとなれば彼の両親にも「あの母を見せなければいけないのか」という不安がよぎり悩んでいます。まだ母に会っていない彼に相談すると、「自分の母親をそんな風に言うのは間違っている」と指摘されました。私に救いはあるのでしょうか…。

20代後半・女性・会社員

明るい母親は理想の母親

自分の母親のことを嫌いな人は案外います。

一般論で言わせていただくと、世の中の母親はざっくりと以下の3タイプに分かれるのではないでしょうか。

  1. いつもカリカリしてヒステリックな母親
  2. 明るいけどバ○っぽく見えてしまう母親
  3. 子どもよりも自分、もしくはパートナーを優先してしまう母親

深刻度でいくと③>①>②となるのではないかと思います。

親子だからといって、母親が子どもの理想通りである理由はありません。

母親も一人の人間です。

バ○っぽく見えたとしても、その明るさに救われたことはないでしょうか?

明るい母親は、実は理想の母親でもありますよ。

彼には、「母親のことを嫌だと言ったけれども、実際はあの明るさに救われたこともある」と正直に伝えるのがよいでしょう。

他人にすべてを理解してもらおうとするとものすごく疲れる作業になると思うので、簡単に伝えるのがコツです。

無神経な母親と神経質な子ども

無神経な母親の子どもが神経質だった場合。

これは結構根深いものがあると思います。

逆に神経質な母親に対して無神経な子どもというのも、一緒にいて疲れると思います。

相手に直してほしいと思っていると、いつまでも疲れます。

ですが「ああ、こういう生き物なんだ」と思うことができるようになれば、結構うまく付き合っていくことができると思います。

きっとですが、母親以上に父親が無神経であれば、父親のことが嫌いになったのではないでしょうか。

神経質と無神経は水と油のようなもので、神経質な方が無神経な人との距離感を考えなくてはいけません。

イマイチ腑に落ちないかもしれませんが、無神経な人との付き合い方は「こういう生き物なんだ」と消化するのが一番楽なのです。

母親に無理なく理想を提示してみる

たとえば、母親の見た目が嫌なら母親でもできそうな理想の母親像を見せてみることです。

ドラマの役でもいいし、母親と同世代のモデルでもよいでしょう。

いきなり母親よりも10〜20キロ痩せている人が理想だと言われても無理ありますが、少しの努力で真似できそうな範囲で提示してみれば少しは耳を傾けるのではないでしょうか。

他にも母親に似合いそうな服をプレゼントしてみるとか、母親の年代に人気のヘアスタイルを教えてあげるとか、ちょっとしたきっかけを与えてみるのもよいかもしれません。

最近は顔合わせしないカップルも多い

コロナ禍ということもあり結婚式自体が自粛されている状況なので、顔合わせもしていないという夫婦も増えてきています。

あなた自身が年に一度くらいしか会わないのであれば、彼が会う機会は極々限られるのではないでしょうか。

そして方言ですが、母親が方言を使っているなら自分も知らず知らずに方言が出ているのではないかと思います。

それも含めて彼はあなたを選んだということを理解しておきましょう。

「こうあって欲しい」という理想を持ち続けるのも大事ですが、理想と現実に乖離があるたびにカリカリと目くじらを立てるようになっても困りますし、何事もゆるくがんばっていきましょう。